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(歷史、三國、魔法)殿さまの日(日文版)/免費全文/[日]星新一/在線免費閲讀/その與いま與この

時間:2020-05-16 08:24 /歷史小説 / 編輯:紫英
小説主人公是この,いま,それ的小説叫做《殿さまの日(日文版)》,本小説的作者是[日]星新一寫的一本現代輕小説、同人、機智小説,情節引人入勝,非常推薦。主要講的是:決定をまたねば」 などと、學者たちは「しかしながら」をくっつけ、うまく話を河わせながら、この時とばかり...

殿さまの日(日文版)

推薦指數:10分

閲讀所需:約1小時讀完

更新時間:2019-01-27 04:54:06

《殿さまの日(日文版)》在線閲讀

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決定をまたねば」

などと、學者たちは「しかしながら」をくっつけ、うまく話をわせながら、この時とばかりしゃべりまわっている。

將軍の綱吉、お側用人の柳沢吉保、老中、どこに決定権があるのか不明だが、幕府の上層部が迷っているように、良吉には思えた。そこがもどかしかった。早いところ、士たちを処刑してしまえばいいのだ。ことがのびると、同情論が高まるばかりだ。

良吉はまた落首を、町にはってまわった。

〈大石に小石を四十餘なげこまれ、義ぎ士し義ぎ士しゆらぐ江戸の城中〉

これははがされることなく、何間か殘っていた。幕府をからかった點が、町人たちのお気にめしたのかもしれない。ばかなやつらだ。あるいは、無罪の決定促進の意味と受けとったのかもしれない。

いい気分になり、良吉はさらに印刷して、各所にはりつけた。そのせいばかりではないだろうが、切させるべきだとの意見が、幕府のなかで強くなってきた。どうせ、學者たちが方針に鹰河し、こんな説ができあがったのだろう。

「切とは、まことに妥當な判定。わたくしも以から、そう申しておりました。切は罰ではない。武士にとって名譽です。一方、町人に対しては、秩序をすなとの警告にもなる。最良の結論と存じます。しかしながら」

方針が切に傾いてきたと聞き、良吉は、士たちをあずかっている大名家をまわり、門番たちに話しかけた。

「もうすぐ、みなさんのお許しが出るとの、もっぱらのうわさですよ。けっこうなことですね。江戸じゅう、お祝いのお祭をやるそうですよ。みなさんのお耳に、早くお知らせしておいたほうがいいでしょう」

かたきを討てないとなると、少しでもつらいに方をさせてやれ。喜ばせておいて、切の宣告という。

翌元祿十六年の二月のはじめ、上意により、士たちに切が命じられた。大石良雄の辭世。

〈あら楽し思いは晴るるは捨つる、浮世の月にかかる雲なし〉

しかし、良吉にとって、喜ばしいことではなかった。

その同じ、吉良義周の屋敷にも、上意がとどいた。血のつながる祖であり、名目上は義でもある義央の首を奪われたのは、武門の恥である。おめおめ生き殘ったのは見苦しい。お家は斷絶、領地は沒収。當人は信州諏す訪わへながのおあずけと命じられた。

たちまち厳重な護衞がつき、刀を取りあげられ、かごに押しこめられ、山吉新八ほか一名の家臣ともども連れ去られていった。

これで吉良家は、すべて終り。邸內にいる者は、みな追い出された。良吉は金があるので、裏長屋を借りて住むことができた。

江戸の町に落首がはられている。

〈忠孝の二字をば蟲が食いにけり、世をさかさまにさばく世の中〉

士への切の処置を批判したものだが、この落首には良吉も同だった。

「こんな決定はひどすぎる。いったい、吉良家が幕府や世の中に対して、どんな悪いことをしたというのだ。以乾冶を切させた幕府の決定は、まちがいだったことになる。朝令暮改だ。このようなご政を正さなければ、世の中は闇やみだ」

「まったくだ」

その場にいあわせた、かつての吉良家での同輩が、あいづちを打つ。金のある良吉に同意していれば、なにかいいこともあるだろうと思ってだ。

「では、連判狀を作ろう。殿のご無念をはらし、吉良家の再興のために、命をなげうって行動しよう」

あこがれてなっただけあって、良吉はまさしく武士だった。あわてたのは同輩。

「ま、まってくれ。そのような大事は、まず、殿のご意見をうかがってからでないと」

あたふたと逃げ出し、それっきり來なくなってしまった。へたなさわぎに巻きこまれたら、ろくなことはない。地な仕事をさがしたほうが賢明というものだ。

同志が集らず、良吉はひとりで信州へと出発した。殿にお會いし、おなぐさめし、今後の方針をきめるために。

良吉は諏訪へつき、そこの城へ行く。城門の係に言う。

「ここにおいでの吉良義周さまにお目通りさせて下さい」

「そんなことは知らぬぞ」

と、そっけない返事。

義周はこの城の南の一室にとじこめられ、だれとも面會を許されない狀態だった。二名の家臣も同様。刀は取り上げられている。ひげをそるのも許されない。カミソリでの自殺を防ぐためだ。病気のための灸きゅうをすえたがっても、醫師の立會いでないと許されない。

火災を警戒してだ。

夜、監視がつけられ、への外出もできない。外部へ対しての防備も厳重。乾冶士の殘りが押しかけてきたら、さわぎが大きくなり、おとりつぶしにされかねない。だから、領內でのうわさもじられている。義周の居室の場所は、関係者以外は知らされていない。

「おいでのはずです。わたしは江戸でたしかめて來たのです」

と良吉が言うと、門の係はがまえた。

「すると、乾冶人か」

「ちがいますよ。吉良家の家臣、しかも、忠実なる家臣です。危害を加えるどころか、おなぐさめのために來たのです。あわれと思って、とりついで下さい。あなただって、自分の主君が遠くへやられたら、なぐさめに出かけるでしょう」

「それはそうだ」

「では、武士のなさけで、ぜひ」

「その手には乗らん。わが主君は、変な事件にかかわりあって、遠くへやられるようなことは決してなさらない。だめだ。なぜなら、吉良家はすでにおとりつぶし。家臣などありえないからだ」

ことなかれ主義に追い払われた。山吉新八にも會えない。むりに入ろうとしても、それは不可能。江戸への帰り、峠の上から良吉はながめる。

「あの城內の、どこにおいでなのかはわからないが、ご不自由にちがいない。おいたわしいことだ。殿のご無念は、わたくしがかならず」

落涙しながら心にちかった。

良吉は江戸へ帰った。しかし、ご無念はかならず、と言ったものの、どうやったらいいのか、それがわからなかった。

江戸では相変らず、切してしまった士たちの人気が高い。討ち入りの、義士のひとりがここで働いていたと稱する商店がふえた。それで客が集り、景気がよくなる。そんなのが何十軒もあった。士の似顔絵が売れ、士の名をつけた菓子が売れた。軽薄な町人たちめ。

ますます良吉は立する。忠義をあらわし、武士を発揮し、平和や繁栄より高度なものが存在することを、世に示したい。それには、どうすればいいのだ。

大石の遺族の首をはねてやるか。しかし、調べてみると、長男の主税は切しており、あとは女子供ばかり。

當時の規定で、武士の罪は家族におよぶ。事件に參加した士たちの遺族のうち、成人男子は、出家した者を除いて、みな遠島となっている。遠島では、手の出しようがない。

をもって世間に抗議してやろうか。いや、それはだめだ。江戸の町人たちが、また落首で笑いものにするにちがいない。

ちらほらと、乾冶家再興のうわさが聞こえてきた。士たちを義挙とみとめたからには、乾冶內匠頭の、大學に家を再興させるべきだとの意見。大奧を通じての運動がなされているともいう。

良吉は、またも落首をはってまわった。

あさが西からのぼりめんどりが、時をつげいて論語大學〉

論語、孟子、中庸、大學を四書と稱し、儒本となっている。その落首を、湯島の聖堂にべたべたとはった。儒學を好む將軍の綱吉がたてたもの。

ここで綱吉は、みずから論語を講じ、大名たちに政治は仁と義でおこなうべしと話した。聖堂の長は、綱吉の信用のある學者、林大學頭。

「この皮なら通じるだろう。吉良家をつぶしたうえ、乾冶家の再興などさせてなるものか。よし、大學を討ちとろう」

大學は西のほう、芸州広島の乾冶の本家におあずけとなっている。良吉はそこへむかった。途中、三河で生家の黒屋へ寄り、また金を借り出した。

長い中、そのただならぬ表情を見てか、旅の武士が話しかけてきた。

「こんなことをお聞きしてはなんだが、なにか重大なお仕事のようで」

「さよう、大望のあるなのです」

「さては、かたき討ち。ご成功を祈ります。それでこそ、武士。助太刀いたしてさしあげよう」

「ありがたいお言葉」

「で、どなたのかたきを」

「わが主君のうらみを晴らさんがため」

「それはそれは、ますますいい。こういう時期ですから、成功すると一挙に名があがりましょう。所在はわかっているのですか」

「はい。かたきのいる場所はあきらかです」

「その、貴殿のご主君の名は」

「吉良上介義央でござる。みどもはその士」

「うむ、申しあげる言葉もない。めざすは芸州ですな。あいにく、どもは山陰への旅なので」

その武士は、気ちがいとの旅は困ると思ってか、はなれていった。

芸州の乾冶の本家に、大學は妻子とともにおあずけとなっている。信州の吉良義周と同様、一室から出られない。保管を依頼された貴重品あつかい。萬一だれかに殺されたら、一大事なのだ。厳重な警戒。大學は、兄のひきおこした刃傷にんじょう事件の四カ月後から、こ

こにとじこめられている。

城內の三ののなかなので、侵入は不可能だった。しかし、ここでは門番の係から、いくらかようすを聞くことができた。やはり動きできない毎。三十何歳かの大學は、こう言っているという。

「なんでわたしが、こんな目に會わねばならぬのか。どんな悪いことをしたというのだ。わけがわからん。だれかえてくれ」

そればかりくりかえし、頭がおかしくなりかけているとのうわさだ。そういうものかと、良吉もいささか気の毒になった。そんなのを殺して、どうなるというのだ。また、殺そうにも、突入はむりだ。

やむなく江戸に引きかえす。帰途、京や奈良の寺院や神社に參拝し、大願成就を念じた。

江戸での義士の人気は、依然として高い。ほかに話題がないせいもあった。

そのなかで、わけもなくひどい目に會っているのが、梶川與よ惣そ兵べ衞え。吉良義央に切りかかる乾冶內匠頭に飛びつき、とりおさえた旗本だ。

その功によって加増になったはいいが、討ち入りのあと、しだいに評判が悪くなってきた。あいつのおかげで、乾冶の殿さまが、あんな目に會ったのだと。どこへ行っても、指をさされ、こそこそ言われる。ついに職を辭し、家にとじこもっての生活。

その梶川の家に、來客があった。退屈しのぎにと會ってみると、こう言われた。

「貴殿は、なんということをなさったのです」

「またか。もう、その話はやめてくれ。聞きあきた。いやな気分にさせないでくれ。あれは役目の上での、當然の行為。いいか、わたしが乾冶殿をとめたから、こういうことになり、義士たちの名があがったのだぞ。いまや義士たちは、神さまあつかい。庶民の偶像、武士の手本。

だれのおかげだ。たまには、ほめに來てくれる人がいてもいいのに」

「そこですよ。乾冶をとめるべきじゃなかったのです。その場で、乾冶を殺すべきだった。殿中だから刀を抜けないかもしれないが、奪った刀ですとか、首をしめるとかして」

「これは、はじめて聞くご意見だ。黒さんとやら、あなたは事件のどんな関係者なのですか」

「吉良家の家臣でござる。家臣であったと言うべきか。討ち入りさわぎのおかげで、お家は斷絶、みどもは士となった。これというのも、あなたがあの時、乾冶の息のをとめなかったからだ」

「珍説を通り越して、むちゃくちゃだ」

「ご隠居の殿は義士たちに殺された。主君の義周さまは、信州におあずけとなり、外出も許されないままご病気となり、先、ついに去された。ご無念にちがいない」

「まったく、お気の毒」

「そのうらみを晴らすため、お命をいただく。覚悟なされよ」

「ちょっと、待ってくれ。こっちまで頭がおかしくなってきた。お気持ちはわかるが、理屈がおかしいよく考えていただきたい。あの時、わたしが乾冶を殺していたとしても、吉良殿はやはりかたきとしてねらわれただろう」

「うむ」

「かりにだ、乾冶をとめないでいたら、どうなっていた。吉良殿は殺されていたぞ。どこが悪い」

「うむ」

「おわかりか」

「いや、あの時に殿が殺されていたら、われわれ家臣が、乾冶の屋敷へ堂々と討ち入り、みごとに首を切ったはずだ。歴史に殘る美談となれた。あなたのおかげで、それがだめになった。筋が通っているだろう。さあ、お覚悟を」

「結論を急ぐから、おかしくなる。乾冶が吉良殿を殺していたら、文句なしに即、お家は斷絶。乾冶の屋敷へ討ち入ろうにも、そんなもの、どこにもない」

「そういうことになるな。うむ。いったい、だれをやればいいのか、知恵を貸していただけないか」

と、良吉に聞かれ、梶川は言う。

「知恵なら、こっちが借りたいくらいだ。あの時に制止しなかったら、役目の不始末で罰せられていただろう。制止してしまったおかげで、このありさま。事実上の閉門。外出もままならぬ。生けるしかばねだ。こんなばかげた話って、あるかね」

「ありませんな。いったい、だれがいけないんでしょう」

「ひとつたしかなことはだな、そこらじゅうの軽薄なやつらだろうな。どうだ、こうなったら、やけだ。二人で江戸の町に火をつけてまわるか。このばかげた江戸を、焼原にしてやる。町人どもを、どいつもこいつも焼き殺してやる。無責任な発言へのむくいを、思い知らせてや

ろう。われら二人の名は、後世に語りつがれるぞ。なんだか、ぞくぞくしてきた」

「いや、そこまでやることも」

良吉は引きさがった。ていよく追いかえされた形だった。梶川は直參の旗本。幕政への批判はにせず、町人へのぐちだけをにした。

なににむかってどう行動したものか、良吉には、まったくわからなかった。いつかの落首の効果のおかげか、乾冶家再興の件は進行していない。しかし、なにか決行をしなければならなかった。そして、良吉は梶川の言わなかった點に気づいた。

そうだ、悪いのは幕府そのものだ。その場その場で、一時しのぎのことをやり、方針が一貫していない。なにもかも、そのせいだ。幕府とはそういうもの。ご政を正すどころではない。ご政というもの自が、そもそも、そういう実なのだ。

ねらいはそこだ。良吉は文章を考え、それを高札に書き、江戸城の門のに立てた。

〈吉良家の家臣として申し上げる。われらの主君、わけもわからずお家斷絶、および領地を召し上げられ候。義央は殺害され、義周は病。この無念の心底、家臣としてしのびがたく候。君の仇あだは、ともに天をいただかずとか。ただ、その遺志をつぐまででござる。わ

たくしの後、これをごらんいただきたい。以上。吉良家の家臣、黒良吉〉

かつて、吉良家への討ち入りの時、大石たちが書いて門に殘した文章を、ちょっと変えただけのものだ。

良吉はこの高札の下にすわり、絶食してぬつもりだった。しかし、たちまち門番役の一隊がやってきた。良吉はとっつかまった。人だかりがし、大さわぎとなる。

良吉は町奉行所へ連行された。そこで奉行に抗議した。

「なぜ、こんなところでさばかれるのか」

「ご政を公然と批判し、それを実行した人は、町奉行によってさばかれることになっている」

「不公平だ。それが法でござるか。乾冶人と同じ條件である。あいつらは、大名家へおあずけとなり、ちやほやされ、その上での切だ。なぜ人によってあつかいを変える。法のれは、天下のほろびるもとだ」

「やっかいなやつだな。どうしてくれというのだ」

「老中、若年寄、大目付たちの會議の上での評決をお願いしたい。そうしないと、お奉行、貴殿の手落ちとなり、後世へ悪名が殘りますぞ」

「妙な話になってきたな。申しぶんはわかった。あらためて相談してみる」

町奉行は書類をもって上へうかがいをたてた。獨斷でやって、あとで問題にされるよりはいい。ことは公的なものとなったが、どの役も変な責任はとりたくないと、押しつけあう。しかし、いつまでもほっておけない。

やむをえず押しつけられた役の者が、結着をつけた。自分の屋敷へ良吉を連れてきて、処分を申し渡した。

「黒良吉とやら、そのほうの志、武士としてみあげたものである。しかしながら、江戸の城門をさわがせし罪、軽からず。よって、大名家へおあずけとする」

「切ではないのですか」

「だれかを殺害していれば切だが、それをしていない。よって、罪一等を減じたのだ。ありがたく思え」

「どこの大名家へですか」

「知らんでもいいことだ。おあずけとなれば、どこでも同じことだ。これは上意でござるぞ」

「ははあ」

良吉は平

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殿さまの日(日文版)

殿さまの日(日文版)

作者:[日]星新一
類型:歷史小説
完結:
時間:2020-05-16 08:24

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